覚えてるかな?

あれは2017年の春だったと思う。僕たちはまだポーランドに住んでいたね。ランニングする人たちも増えて、スタジアムに行けば、人工芝でたくさんの子供たちがサッカーをしてた。

 

突然でびっくりだったと思う。だって会社を立ち上げようと言ったんだから。君は目を丸くしていたけれど、あなたがそう言うならいいよ、って言ってくれたね。そんな風に愛されるのって、今までなかったな。嬉しくて、泣きたい気持ちだったよ。

 

どんなに月日が経ってもこの5月の爽やかなポーランドの風と、君の示した愛を、僕はいつまでも覚えているよ。

 

愛している。

本当にやりたい事

合格して、あと3日後には進学するか否かを大学側へ答えなければならない。

 

親には借金してでも学費は返すと言って、承諾を得ている。

 

しかしながら、これで人生での仕事が決まってしまう訳である。そう考えると『これでいいのか?』と考え始めてしまう。

 

英語も一年の留学で貿易の取引の仕事ができるまでになったし、ポーランド語も一年現地に住んで話せるようになった。

 

更に難しいことはないかな、と探した時に見つけたのがワルシャワ医科大学の入学試験だった。全部英語で、理系3教科を受験する。面白そうじゃないか、と。

 

実際寝る間を惜しむほどのことはせず、半年間コツコツセンター試験の過去問やらイギリスの化学教師の知り合いにメールで質問してきただけで、特別なことは何もしていない。

 

合格の通知が来たときには嬉しかった。

 

『けど、こんなんで受かるって、落ちた人いるのかな?』

 

しかしナイジェリア人の予備科に通っていた知り合いは落ちてしまった。19歳で医者になりたい学生と、30歳になって力試しに受けてみようというおっさんが同じ土俵で戦ったわけだ。

 

チャンスはチャンスと捉えて、進学するか。

または遊興でしたことならば、なかったことにしてビジネスの世界へ戻るか。

 

これで決まりだ、って思ったものが霧のように消えてしまうような、ぼんやりした人生に定規で真っ直ぐ引いた線のような方向性は作れるのだろうか?

 

多分、続く。

 

 

 

予備コースと本科コースについて(ポーランド/医学部)

スマホを画面割れの修理に出していて、投稿が遅れましたが、今回はポーランド医学部のコースについてです。(ポーランドと言っていますが、ブルガリアハンガリーチェコも同じシステムなので、東欧とご理解頂いてもいいかもしれません)

 

東欧医学部のコースは大きく分けて2つあります。

1、予備コース

これは医学部、歯学部、薬学部に進む前の準備期間として、大学が用意した入学試験対策のための特別コースです。全て授業は英語で行われ、10月~翌年の5月まで、生物と化学の基礎から大学入学後に授業で教わる範囲の『さわり』までを学びます(加えて現地語であるポーランド語の講習もあり)。

 

大体授業料は70-100万円といったところでしょうか。生活費は贅沢をしなければ月10万円あれば暮らせるので、150万円が全体の金額です。

 

予備コースには入学試験はなく、iELTS(6.0)の提出のみです(TOEFLも可)。

 

参考URL

https://sjo.wum.edu.pl/content/premed-college

 

2、本科コース

入学試験を受けて合格した人だけが進めるコースです。医学部、薬学部は6年制、歯学部は5年制となっています。卒業後は、ヨーロッパのほとんどの国で適用され、医療行為を行うことが許可されます。

あくまでヨーロッパで使える資格なので、日本に帰った後は日本の国家試験を受けなければならないのが現状です。

しかしながら、魅力的なのは、

その安さ!私大の医学部ですと、年間500-600万円はくだらないのが、日本の医学部入学へ足踏みしてしまう理由の一つですが、東欧ですと年間の授業料は200万円以下と日本と比べて約1/3の値段です。

 

また、合格の難易度も低いです。

日本ですと、センター試験+各大学の試験となり、センター以外では記述式の問題も出てきます。しかしながら、東欧は100問のマーカー形式!更に言えば4択です!!

全て問題は英語で書かれているし、理系3教科(生物、化学、物理)と広範囲です。しかし『4択と聞けば、何とかなるんじゃないか?』という気がしませんか??

 

ちなみに私は、今年5月8日に入学試験を受けて、現在合格通知を頂いています。

 

次回からは、私の実体験を含めながら合格へのプロセスをお話していきます。

 



 

 

東欧医学部1

こんにちはー!日本はもう桜の舞う時期は過ぎてるけれど、東欧はやっと花や緑が出てきたところ。

ハンガリー医学部へ進学する日本人がいる中、僕の住んでるポーランドの医学部は留学斡旋会社が少ないことから、まだまだ日本には知られていない。   

なので、世界で活躍できる医師になりたい!日本では合格できなかったけれど、入学試験が簡単と言われる東欧医学部でチャレンジしてみたい!という方は、必見。

 

出題傾向から、受験者が必ず知っておかなければならない東欧医学部の特徴、それから生活費や授業料などコスト面などをこれから書き記していきます。